小林真由子プロフィール
- 生田流箏曲・地唄三味線演奏家
- 沢井箏曲院教師
- 三男三女、6人の母
仙台市出身。6歳より母、橋本香柊のもと生田流箏曲、地唄三味線を学ぶ。16歳で生田流香園会の名取、橋本柊園を名乗る。
高校在学中より梅岡友紀子、現代箏曲の第一人者、沢井一恵に師事。津田塾大学文学部英文学科在学中より、沢井一恵箏アンサンブルメンバーとして国内外での演奏活動をスタート。大合奏グループ「箏衛門」のメンバーとなる。大学卒業後、沢井一恵の内弟子となる。
1997年新進気鋭の箏カルテット「螺鈿隊」結成。全国で演奏活動を展開。作曲家江戸信吾、笙演奏家真鍋尚之の作品集に参加。箏曲家栗林秀明、ベーシスト齋藤 徹、舞踊の田中泯と舞台を踏む。TEDxSeeds 2012に登壇。1998年NHK邦楽技能者育成会44期合格。
俳優桜庭ななみ、フランス人歌手バーバラ・カルロッティー、ももいろクローバーZ等への演奏指導等、メディア等にむけた指導、演奏も展開。
歌舞伎座にて坂東玉三郎「二人静」の箏曲演奏。
2008年より東京都新宿区にて箏教室を主宰。現在約100名の門下生を指導している。
2008年沢井箏曲院講師試験にて首席合格、会長賞受賞。2019年教師試験にて首席合格、会長賞受賞。古典、現代曲〜即興音楽、ジャズまで多岐に渡る演奏活動を展開。
息子3人と娘3人、計6人の子の母親業もしております。
長男20歳、次男18歳、三男16歳、長女13歳、次女10歳、三女7歳
大学3年生から小学校1年生までバラエティに富んだメンバーと日々過ごしております。夫は普段は不動産業ですが、琴教室優先で琴運搬係としてそれなりに戦力となっております。
箏教室コト始めの記憶
2019/12/13開催のThree Wisdoms(ピアノ、バイオリン、箏)のコンサート後に教室スタート時のこと、生徒さんのことを振り返ってみました。
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今回も本当にたくさんの生徒さんが応援にきてくれました😭。
自分の土台は箏教室にある、箏教室により、生徒さんたちに育ててもらっている。そう確信したコンサートでもありました。
そろそろ教室をはじめないと!と資格を慌ててとったのが10年以上前。
(それ以前は、箏衛門や螺鈿隊での活動、自分のお稽古、時々演奏のお仕事そして子育て。でも子供がいながらにして、日々箏に触れられるのは、まずは教室だと。)
講師試験を受けるには、その前の3段階の資格も必要なので、前年にまとめてとりました。
5月10日締め切りの音源審査。GW中引きこもり、息子たちが留守の間にひたすら録音。最期の一曲はノーミスでの収録が間に合あわず💦苦い思い出。
翌年の講師試験。渋谷の会場。0才の長女の授乳中のため、午前の試験の後、昼休み時間、夫に、まだ小さい息子3人と長女を乗せて駐車場まできてもらい、車中で授乳。午後の試験に挑みました。(そのお許しを本部からいただくことができたのもラッキーでした)
夏に資格取り、秋に生徒募集。一人目の問合わせを頂いた時の天にも上る喜び!そこからあれよあれよと増え100名を超えた。もはや私の力量をを飛び越え、教室が勝手に成長している感じでもあります。
当時、箏教室としては珍しくHPで全ての情報を露わにし生徒募集。それしか私に方法はなかったから。有名でもない。経歴もない。
待ってたって何も始まらない。
「HPで集まった生徒さんはすぐやめてしまうことが多いよ。レッスン料まで出しちゃうの?大丈夫?」等、周りの方達からは心配もされました。
でもそれに反して、長く続ける方が多く、どんどんのめりこんでい行く方がどんどん多くなっているのです。
そこからは(当時33歳)ほぼ私の全精力は箏教室に、そして、少しづつ増えてきた演奏のお仕事や活動に注いできました。教室で何か催す時も、自分がステージに立つ時も、かならず協力してくれるのが、そして楽しみにしてくれるのが、まずは生徒さんたち。そして、めげそうになっても励ましてくれる、心からの賛辞をくださるのも生徒さんたち。家族以上の理解者かもしれません。
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少し熱くなってしまいましたが、このような経緯と気持ちで今、箏教室を運営しております。